先日、『歯科疾患実態調査』が厚生労働省より発表されました。 『歯科疾患実態調査』とは、5年に一度、国が国民の歯科保険の状況を把握し、今後どのような、歯科保健衛生に役立てればいいかを検討するための資料の一つです。 我々、歯科医療従事者も、近年の動向を知るために、注視しています。 残念なことに、調査数は年を追うごとに減少し...続きを読む
先日、『歯科疾患実態調査』が厚生労働省より発表されました。 『歯科疾患実態調査』とは、5年に一度、国が国民の歯科保険の状況を把握し、今後どのような、歯科保健衛生に役立てればいいかを検討するための資料の一つです。 我々、歯科医療従事者も、近年の動向を知るために、注視しています。 残念なことに、調査数は年を追うごとに減少し...続きを読む
日本歯周病学会から、糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン2023が発行されました。 様々な論文が発表されていますが、研究方法によって、同じ内容の論題でも結果が異なる場合があります。ガイドラインとは、それらの多くの同じ論題の論文を集めて、研究方法や内容の妥当性を詳しく調べて、取りまとめたものになります。ですから、ガイド...続きを読む
2012年の調査において、65歳以上で認知症と診断された人は、462万人(7人に1人)でしたが、 2025年には約700万人、割合として5人に1人が認知症になると予想されています。 最近の研究では、「お口の健康」と「認知症」に関係があるのではないかといわれています。 認知症の原因の一つとして考えられている...続きを読む
歯周病を悪化させる要因は、色々あります。強力な1つの原因が歯周病悪化のトリガーになることもありますが、多くの場合、複数の原因が作用して、歯周病になりやすいくなり、歯垢(細菌)が溜まることによって、発症してしまいます。 その要因について、説明したいと思います。 ・細菌の種類 歯周病の原因になる菌は多くありますが、この細菌...続きを読む
食べ物がうまく噛めない、噛みにくくなると、歯とは別のところが悪くなる可能性があります。 2007年、大阪大学で、どのくらいものが噛めるか調べる検査をしました。その中で、噛む能力が低かった下から25%の方々を噛めない群、それ以外の75%の方々を噛める群として、他の全身の病気との関係を調べた論文があります。結果としては、グ...続きを読む